新人看護師は多くのやりがいを持つ一方で、悩みを抱えていることも多い。実習で大変な期間を乗り越えてきたとはいえ、今度は職員としての力量が求められるからだ。そのため、研修の時には感じなかったこと、あるいは見えなかったことで悩みを感じている方も多くなるだろう。そこでよくある新人看護師の悩みをまとめえてみた。

まず、対人関係があげられる。新人看護師にはプリセプターという指導担当の先輩が付く。このプリセプターとの相性は、自身の成長や悩み、仕事の楽しさに大きな影響を与える存在といえる。寄り添いながら教えてくれる方もいれば、命を扱う現場だから新人といえども少しの失敗も許されないから徹底的な勉強や指導を行うという方もいる。どちらのタイプが自身に合うかどうかは新人看護師の性格や目標で変わってくるだろう。新人のうちに色々学びたいという方には厳しいプリセプターが合う。しかし新人看護師は仕事をこなすだけでも、多くのエネルギーを消費するため、心も体もヘトヘトだ。この時に厳しい指導は、人によっては大きなストレスもなるかもしれない。

他の同期の方と相談できたらいいのだけど、プリセプターが違えば、指導の方針が異なるかもしれない。なかなか同期の方に状況をわかってもらえないということになる。とはいえ、カレンダー通りの出勤ならば、週末は同期と一緒に食事をするなど相談の機会もあるかもしれない。同期でなくとも、学生時代の友人や先輩でも良い。いろいろな人に相談できるようにしておくのが得策といえるだろう。